「ホマレオー」 マローン君、なんだか最近爺が元気ないけど何か知っている?
「マローン」 あれはね、ジェニェが落としたからだよ。
「ホマレオー」 えー、そんなことがあったのか、知らなんだ。おーいジェニェ、そんなことがあったのか?
「ジェニェ」 うん、1月に爺がえらい張り切って、「ジェニェ、今年は君としっかり付き合うよ」って1月21日だったと思うよ、軽く20分くらい運動して帰ってきて下馬しょうとした時に僕が立ち上がったんだ、腹帯が切れてドタンーと落ちたんだよ。
「ホマレオー」 ジェニェ、マローン、爺には特に気をつけなくちゃ、まだ腰が痛いってぶつぶつ言ってたよ。
「人事考課」じゃなくて「馬事考課」をして成績が悪ければ人参が手に入っても成績によって差をつけてやろうかとかなんとか言ってたよ。
「ジェニェ」 いやー参ったな。
「ホマレオー」 それからね、爺がねずみ取りを仕掛けていた、あれにはいつもかからないもんだから紙に書いて貼ってたよ。
「マローン」 どう書いてたの?
「ジェニェ」 ” チュー公君に告げる、君達は上手く飼料の袋を破るからお礼に肉をご馳走します”ってさ。
あれで肉を食べるとふたが閉まるんだよ、多分ダメだと思うよ。