馬の食事の食べっぷりを見ていると実に面白い。
飼桶の中に頭を突っ込んでフスマやチモシーといった飼葉を混ぜてやっているが、おいしい大麦を選んでたべている様が実に面白い。上唇をびっくりするくらいよく動かして、今食べたくないものは器用にわきに押しのけて舌と歯で食べている。昔は稲わらでくくったわらを5cm位に切って与えていた。ところが麻縄でくくっているものが多かった頃があり、わらの枯れたものと麻縄のカットされたものは区別ができにくかったのを覚えているが、食べ終わった後には麻縄だけがきれいに残されていた。
人が箸で仕分けして食べているのと同じだと思う。