ホーム » 2010
年別アーカイブ: 2010
本年はよく頑張りました
ジェニェ、マローン、ホマレオーご苦労さんでした。君達が健康で正月を迎えられることは爺としてもうれしい、特に今年は私の6回目の寅年だったがなんとか健康を保つことができた。
ところで一つ聞いておきたい。
「マローン」 なんですか?
爺 来年はウサギ年だ、君達の中にウサギ年はいたかなあ?
「マローン」 爺 何を言ってるの、僕らはみんな馬だから馬年だよ
爺 うーん、そうなるのか、まあいいや、聞きたいのは、私は朝の食事当番だから知らなかったが、夜の当番の会員から聞いたんだが夜ネズミが出て 君達のこぼしたものを食べに来るんだって?知ってたかい。
「マローン」 知ってるよ
爺 それで黙っているの、言ってやれよここへは来るなって黙ってたらクセになるよ
「マローン」 僕らも言ってやたよ、なあジェニェ、ホマレオー
「ジェニェ」 そうだよ、彼らは態度がおおきいんだよ
爺 どうして
「ジェニェ」 さっきも爺が「干支」の話をしてたけどネズミが言うのには、干支はネズミから始まる 君達は7番目じゃないか 爺にしても寅は3番目じゃないかと言うんだ、爺だって馬鹿にされてたよ
爺 なんだって、ほかに何か言ってたかい
「ホマレオー」 僕の横に飼料置場があってネズミの被害があるからとネズミ捕りを設置して爺が張り紙をしてたでしょう
爺 それがどうした
「ホマレオー」 その張り紙に「チュー公に告ぐ いつも袋に上手に穴を開けるね、今度は網の中の肉もうまく取れるか挑戦してみよう」とネズミ捕りに肉を入れて設置したでしょう、ネズミが皆集まって子供だましだって笑っていたよ、それも豚肉だ!せめて牛にせよって もっと知恵をださにゃ
本年度最後の装蹄を実施
12月22日(水)11:30から12:30の一時間で三頭の装蹄が無事おわりました。
皆さんは装蹄の現場を見られた機会はないと思いますので、簡単に説明しておきます。
馬には蹄鉄が足に付けてあります、人間で言えば靴をはいているのと同じです。運動の量にもよりますが当クラブでは二ヶ月に一度取替ます。
装蹄師である親方の元で三人のお弟子さんが手際よく作業がすすめます。
まず古い蹄鉄を取り除き伸びた蹄を削りとります、その後に500度ほどに焼けた蹄鉄を底にあてて焼くと真っ黒な煙で足元が見えなくなる程です、それでもヤケドもしないし気持ちよさそうにしている、焼け跡をきれいに削りとってそこに新しい蹄鉄を打ちつける、
そのとき面白いと思ったのは釘を必要分だけ地べたにおいてあり金槌の柄の先で一本づつ拾っていく。どうしてあのように上手く拾っていくのか見てみると、柄の中に磁石が埋め込んでありそれで拾っていくのである。ムダのない効率的な作業である。
最後に蹄鉄に油を塗ってもらって馬房へ帰っていく。
馬っていいなあ、だって出張エステをしてもらってるんだもの、私の家内が聞いたら羨ましいと思うだろう。
これで馬達もいい正月が迎えられそうである。
装蹄師のおじさんたちがやってきた!あれ新しい車で大きくなってるよ
蹄鉄を焼く炉が設置された、準備完了
さあこれからエステの始まり!おとなしくしてろよ
古い蹄鉄を取外し中、おい、あまり体を預けるなよ ”重い”
待ってろよ、きれいにして正月を迎えさせてやるからな
2010年乗馬体験会
当乗馬クラブが目的としている「馬とふれあう場」として友馬祭を毎年実施しているが、11月21日(日)10:00から開かれ、大人から子供まで24人の友達が人参1本を持って集まってくれました。
これは馬に乗せてもらったあと「ありがとう」といって与えるものです。馬達は実に人参が好きです。今日はいっぱい食べれるので楽しみにしていたことでしょう。
最近はじかに馬を見たり触ったりする機会もないので、子供たちはその大きいことに驚いていました。
また、叔父さんがさつま芋を食べるだろうと持参していただきました。馬達のようにそのまま食べる訳にもいかず、火をおこし焼き芋にして参加者みんなでいただきました。
楽しい一日でした、また来年会いに来た下さい。ヒヒーン!!
2010年乗馬教室
9月29日から3日間にわたり実施していた「ナイター乗馬教室」は10月3日をもって無事終わりました。真夏のような暑い日差しを避け2日間のナイターと午前中の1日を加え3日間の楽しい出会いがありました。
当初は大きな馬を相手に怖さもあったが、馬上での柔軟体操や乗馬、下馬を繰り返すことで怖さも薄れ騎乗姿勢も安定していきました。若い同僚の女性から「姫!!」との声に振り向くと騎乗している姿が実にお姫さんか、皇女さんが騎乗しているような優雅さを見た。
また、3日目には早くも駈歩(かけあし)をしている女性がいたのには驚いた。女性のパワーはすごい、若い男性も是非武士のような乗馬を見せて欲しい。
写真およびビデオは10月3日午前中の乗馬教室の様子です。
馬との会話
「ジェニェ」 皆な聞いてよ
「マローン」「ホマレオー」 なんだよ!
「ジェニェ」 この前に爺が給餌をしてくれた時のことだよ、僕が食事をしているときにいつも首のあたりを撫ぜてくれるんだけど、その時はなんか少し冷たいと思ったんだそこでちょっと盗み見したんだ、そしたらポケットから「必勝守」って書いた成相寺のお守りっだった、それで僕をなぜながら「お願いします」と独り言を言ってたよ
「マローン」 知ってる、成相寺といったら天橋立にあるんだ
「ホマレオー」 分かった、僕らが競馬で走っていただろう、だから馬券を買って当たるようにと祈っているんだ
「ジェニェ」 そうか、懐かしいな競馬場で走っていた頃を思い出すね、僕だって今日は絶対に勝てると思っていたし1番人気だったのにとんでもないんのが1着になったからね、分からんけどまあ、爺頑張ってよ
爺との会話
「マローン」 皆さんご心配かけました、今は食欲充分です。人々は一度やせても油断するとすぐ太るから困ると言われますが私は一向に腰の筋肉がつきませんわ、なんでだろう?
「ジェニェ」 それにしてもこの暑さ僕らも46時中扇風機をかけてもらっているがどうにもならん暑さだね、爺が相当弱っているね僕らの食事をするのにも一服しながらやってるね
「ホマレオー」 動物の中でも馬と人は汗っかきの代表選手なんだって、東南アジアには「ドライコート」と言って馬が汗をかかなくなる病気があるんだって、そのため馬体が弱ってしまうんだよ、せいぜい体温調整のために汗を大いにかこう!
馬の会話
「ジェニェ」 マローンその後痛みはどうだい
「マローン」 ありがとうもおう大丈夫、痛みはなくなった
「ホマレオー」 よかったね、食事の方はいいのかい
「マローン」 うん、痛いときは食べる気にならなかったけど、今は食欲旺盛、さっきも爺が来てよく食べるようになったと驚いていた。それに褒められちゃった。
「ジェニェ」 爺が何を褒めてたの
「マローン」 獣医さんが来て注射を打ってもらったんだけど、牛は痛いと言って暴れるんだって、僕なんかこれでよくなるからと思ってじっとがまんしてたから、エライと言って獣医さんが褒めてくれたんだって
馬の会話
「ジェニェ」 マローンどうしたのだ、昨晩大変苦しんでいたようだが大丈夫か
「ホマレオー」 そうだよ、大きな音をたてていたから心配してたんだ
「マローン」 みんな夜中に起こしてごめんよ、痛くてどうにもならんかった
「ジェニェ」 疝痛(馬によくある腹痛)にでもなったんか?
「マローン」 そうじゃないんだ、厩舎で寝転んでいたときになったようだけど左後ろ足に傷ができてそこにバイキンが入ったようで足が膨れ上がっているんだ、痛いんだよ
「ホマレオー」 早く医者に見てもらった方がいいよ
「マローン」 うん、昨日朝早く獣医に来てもらって、抗生物質と痛み止めの注射を打ってもらったので痛みは少し引いたよ、2~3日注射をしてもらうことになっているだ
「ジェニェ」 そうかそれはよかった
「ホマレオー」 マローン当分横になるのはムリだけど頑張ってよ
「マローン」 みんなに心配かけてしまったなあ・・ありがとう
爺との会話
「ホマレオー」 マローン君、なんだか最近爺が元気ないけど何か知っている?
「マローン」 あれはね、ジェニェが落としたからだよ。
「ホマレオー」 えー、そんなことがあったのか、知らなんだ。おーいジェニェ、そんなことがあったのか?
「ジェニェ」 うん、1月に爺がえらい張り切って、「ジェニェ、今年は君としっかり付き合うよ」って1月21日だったと思うよ、軽く20分くらい運動して帰ってきて下馬しょうとした時に僕が立ち上がったんだ、腹帯が切れてドタンーと落ちたんだよ。
「ホマレオー」 ジェニェ、マローン、爺には特に気をつけなくちゃ、まだ腰が痛いってぶつぶつ言ってたよ。
「人事考課」じゃなくて「馬事考課」をして成績が悪ければ人参が手に入っても成績によって差をつけてやろうかとかなんとか言ってたよ。
「ジェニェ」 いやー参ったな。
「ホマレオー」 それからね、爺がねずみ取りを仕掛けていた、あれにはいつもかからないもんだから紙に書いて貼ってたよ。
「マローン」 どう書いてたの?
「ジェニェ」 ” チュー公君に告げる、君達は上手く飼料の袋を破るからお礼に肉をご馳走します”ってさ。
あれで肉を食べるとふたが閉まるんだよ、多分ダメだと思うよ。