☆☆☆☆☆☆ 丹馬ライディング・クラブ ☆☆☆☆☆☆

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月別アーカイブ: 4月 2013

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蹄鉄

 

「蹄なければ馬なし」などと言われる。

蹄に蹄鉄というものを装蹄師に来てもらって打つのであるが、その頻度は馬の運動状態によって異なってくる。蹄は1ヶ月に8~10ミリくらい伸びるので、当クラブでは2ヶ月に1度蹄を打ち直しておりこれを改装といっております。

この蹄はケラチンと呼ばれるたんぱく質でできていて、熱にはめっぽう強い500度Cに焼けた蹄鉄をあててもヤケドはしないむしろ気持ちよさそうにしている。

装蹄師さんはシンボルである皮の前掛けでやってきてやってもらうのであるが、馬の扱いから装蹄作業の手際よさは見事なものである、その一部を紹介します。

蹄鉄1

 

蹄鉄2

 

蹄鉄3

馬の食事

馬の食事の食べっぷりを見ていると実に面白い。

飼桶の中に頭を突っ込んでフスマやチモシーといった飼葉を混ぜてやっているが、おいしい大麦を選んでたべている様が実に面白い。上唇をびっくりするくらいよく動かして、今食べたくないものは器用にわきに押しのけて舌と歯で食べている。昔は稲わらでくくったわらを5cm位に切って与えていた。ところが麻縄でくくっているものが多かった頃があり、わらの枯れたものと麻縄のカットされたものは区別ができにくかったのを覚えているが、食べ終わった後には麻縄だけがきれいに残されていた。

人が箸で仕分けして食べているのと同じだと思う。

天才馬「ハンス」

天才って何だろう、われわれ凡人には気がつかないことに気がつくのだろう。

動物の中にも天才はいるようだ。そう馬の中にもいたのだ。その名は「ハンス」。

20世紀初頭、数学教師の持ち馬で彼の教育を受けた結果、数を数えたり、計算、時計を読んだり、絵を見分けたりしたそうだ。それが話題となったが教師が何か合図を送っているのではないかと疑い、別の人が実験しても同じく答える、いろんな人がやっても同じだと分かった。

研究者がいろいろと観察実験して分かったことがある。それは答えを知らない人が問題を出すと答えられないことが分かった。それは今で言う「身体言語」と言われるもので、例えば信号機のみどりは左右どちらですかと問われれば多くの人は左上を見て思い出そうとする。あなたはどうですか。 ハンスはそういった答えを知っている人が体のどこかに答えが現れるのを敏感にとらえたようだ。

確かに馬は人の様子をよく観察している。私も餌を与える際には馬が公平にされているか見ているような気がして、飼料(チモシーと大麦)は混ぜて与えるのであるが大麦は人間で言えばビフテキにあたいするだろう大麦が早く欲しいとおねだりする。私はチモシーをA馬に次はB馬、次の大麦はB馬の次にA馬と順番を変えてやっている、少し考え過ぎだろうか。