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年別アーカイブ: 2011
里山ネット・あやべを訪問
13日(火)、馬たちにエサをやってから「里山ネット・あやべ」を訪れました。
ここでは農村ビジネスやまちづくりを学ぶ「里山交流大学」を開講されています。当馬場から車で10分程度で行くことができます。
私も2007年の秋、冬6日間の講座に参加し丹馬ライディング・クラブの発展のために何かヒントを得たいと思い参加しました。里山交流大学は旧豊里西小学校を活用したものでかつて子ども達が学んだ教室に宿泊、黒板が残っていたり図書室があったり懐かしい小学校の頃を思い出しました。夜の自由時間は各県から集まった受講生達と議論を交わし、いろんな活動を聞かせてもらい参考となった。特に大学の先生が生徒と共に参加されていて布団の中で夜遅くまで話し込んだことなど楽しい思い出となりました。
当馬場と里山ネット・あやべとは近くでもあり講座の中で息抜きに馬たちに会いに来てやって下さいとお話をしてあとにした。
健康のバロメーター
馬のウンチは我々「ボロ」といっているが、馬の糞はほぼ球状でボール(ball)とよばれることもあってそこに由来しているらしい。健康状態を見るのには都合がよい。
馬の便秘で「疝痛」があるがこれが起きると大変である。私も経験があるが馬房の中で両足を上げて苦しんでいた、経験のあるスタッフがとにかく起こして馬房から引きずりだすようにして馬場へ連れ出し歩かせ、ついにボロが出て大事に至らず助かった。
彼らの飼料はエンバク、フスマ、チモシーなどであるがこれらは腸内で無数の微生物によって消化される、これらの微生物は最初から腸内にいるのではないので子馬が生後2週間ぐらいから母馬の新鮮な糞を少しずつ食べ有用な微生物を取り込んでいるのだそうだ。
人の赤ちゃんでも健康状態をうらなうにはウンコがなによりの手がかりになる。大人も子どもも動物も食事はしているか、ウンチが出ているか、これが順調だったら健康だ。
友馬祭無事終わる
早朝から雨が激しく降っている。
馬と友達になろうと毎年実施している「友馬祭」。
8時にはスタッフも集ったが今日は残念だが中止かと思っていたが、空が明るくなってきた。皆さん楽しみに待っていてくれるから、準備だけはして待つことにした。
やったー、雨は上がった。予定通り10時からはじめようとスタッフも張り切りだした。
でも中止と思ってきてくれるかなあ・・・心配はなかった。次々と参加者も増えて33名の親子さんが参加してくれました。
恐るべし 呼吸法
先日、市のスポーツ吹矢交流大会があり参加させてもらった。矢は軽いもので筒に入れ6メートル先の的に飛んで行くはずだった・・・ところが深呼吸をして幾ら吹いても筒から出てこない、おかしい肺活量も普通にあるはずだし、何度やっても出てこない。
指導員からは「腹式呼吸で鼻から大きく吸って吹いて下さい」と指示が飛ぶ。
そこでふと思い出した馬は口から呼吸ができないから鼻呼吸だけであれだけのスピードを出している、鼻からでも口からでも同じじゃないかと思ったが試しに鼻から息を大きく吸って吹いてみた、矢が的に刺さっているではないか、呼吸の仕方でこんなにも違うものかと驚く。
馬は効率よく鼻呼吸でスピードを出す、そういえば昔の忍者の走りに「二重(ふたえ)息吹(いぶき)」と言う呼吸法がある「吸う、吐く、吐く、吸う、吐く、吸う、吸う、吐く」これだと酸素をたくさんとりこむことができて長時間走ることができるらしい、やってみるべきだ。恐るべき呼吸法。
マルブツ ホマレオーの出厩が決まる
ブッチャンと親しまれてきたマルブツ ホマレオーが今月30日には当クラブから出て行くことになった。クラブに来てから2年を超えたが会員から好かれ、特に初心者には安心して騎乗してもらえるブッチャンだった。しかし23歳になった今、特に今年のこの暑さは堪えるようである。もうゆっくりさせてやりたいとの意見があり、出してやることに決定した。行き先は長野県のクラブで2009年にジャックが出て行った先で今でも元気に活躍しており安心して出してやることができる。行ったらこちらの現状をジャックに伝えてほしい、それまでまだ日時もあるのでお別れ騎乗をさせてもらいたいと思っている、よろしく。
イーブンベイの名前が決まりました!
イーブンベイの名前が、8月2日の役員会で、決まりました。
『ロング・スター』
額の長めの星マークが、決め手となりました。
乗馬療法ってなんだろう
乗馬療法は馬とのふれあいを通じて障害者の身体的、精神的な発展を促すといわれている。最近ではホースセラピーと言われ少しづつではあるが認識されるようになってきている。しかし日本では馬に乗る文化があまりないが、ベルギーでは人の通る道と馬が通る道があって子どもと親が乗馬で散歩している姿が生活の中に自然にとけこんでいるそうだ。
先月29には障害のある方々が我がクラブにも車椅子でやってこられた、車椅子から手をのばして馬に触ったり手をなめられたと言っては喜んだりして目を輝かせている姿を見て、この人たちが自由に乗馬できる時代が早く来て欲しいものだとつくづく思った。
ドイツでは健康保険が適用され、米国では医師の承認によって保険が適用されるそうだ。日本では不登校児童、小児の肥満問題等とりだたされているがこれらに動物を介した療養に効果があると言われている。われわれもNPO法人として少しでもお役に立てることができればと思っています。